カメハッピー氏のフォトログ

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2018日本画20~裏参道の秋

撮影手記

◆裏参道の楓遂道◆
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拡大画像(ほぼ実物大)
昨年の秋から取り組んでいた、神出神社をモチーフにして描いた裏参道の秋景色です。本殿を裏側から見た絵なので、裏参道としたわけですが、実際には表参道や裏参道という区別がある訳ではありません。
写生を元にして描いていますが、実際とはかなり異なっています。実際の神出神社はと言うと、絵のような
1)本殿を囲む杉木立はありません
2)楓が遂道を作るほどありません
3)石階段ではありません
4)本殿周りには木がたくさん植えられてい雑然として拝殿はよく見えません。
百聞は一見に如かず
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と、このような感じです。
草稿に草稿を重ねて
最初に書き上げたのが、これでした。
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左側の樹木をずいぶん省いて、樹木のトンネルから本殿を見上げる構図にまとめました。
随分苦労して描いたわりにはあまりにもあっさりと仕上がったので、物足りなさを感じ、楓の遂道に変更して
リニューアル
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せっせと楓を追加して、遂道らしくなってきたのですが、そのトンネルの中から見える景色が、いかにも山奥にある小さな祠の様で、おおよそ荘厳な神の住まう神社らしくありません。
私が描きたかったのは、祠のような侘寂的なものではなく、神々しさでした。だから、神の道たる杉の木と神の居場所を示す榊(絵の左下)と紅葉の錦だったのです。
そこで、本殿と拝殿がセットで神社なので、実際は雑木で見えなかった拝殿を追加で描き神社にしてみました。
それと先生からの指導の「左上からの光を入れる」を色々試みましたが、うまくいかず、逆に光を消してこの絵になりました。直前の絵と左上の部分を見比べてみてください。
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より隧道らしくなった様に思います。

2018日本画19~播磨冬景

撮影手記

◆播磨冬景~白鳥飛来図◆
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拡大画像(実物は横90cm)
以前見た北斎の娘というテレビドラマの中の北斎の台詞で印象的だったのが
「一流の素人より、三流でも玄人…」
というような言葉でした。その理由は、玄人の作品は嫌でも人目にさらされるからというものでした。細かいところはさて置き、絵師として三流素人である私は、トッププロから6段階も下というわけです。また写真家としてもしかり。
これからはボチボチまいりましょう。
先日来手掛けていた私としては大作30号の白鳥図がやっと完成間近になりました。気が付いたところを少しづつ直しながら、最後に署名して終わりです。

次なる作品は、色紙に描いた闘牛をF8号の日本画にしようか、はたまた先日の青砥会で描いた動物王国の写生画にしようか迷っています。
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この絵は、3方向を見て描いたものです。上を見上げて吊るしてある花を描き、下を向いてテーブルを、正面を向いて掲示板といった風です。
少し大きめの画板にそれぞれを別々の視点で描き、一つにまとめると面白いモノになると思います。

実は、白鳥の絵も「飛翔する白鳥」と「集落の風景」は別視点で見て描いて、2つを合体したものになっています。実際に近づいて来る白鳥を見ている時の私には、回りの景色はあまり目に入りません。白鳥を見に来たんだから当然なのですが、見ようと思えばどちらも見ることが出来ます、相当忙しいですが。

もし動物王国の絵を
日本画にするとしたら、観客で賑わっている絵にしたいですね。その中に3人の孫がいたら、きっと私の宝物になるでしょう。
そう考えると、草稿にもうしばらく時間がかかりそうです。次は闘牛の焼き直しですね。

2018日本画18~宇和島闘牛

撮影手記

◆落款を押したくて◆
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今までの作品には署名だけで落款は押していませんでした。何故かと言えば、落款など持っていなかったからです。こんな私でも人並みに落款を押したくなりました。すこし前に落款のデザインが決まり早く押して見たくて仕方なく、色紙に闘牛の絵を描きました。
署名の下に四角い印があるだけで絵が引き締まって見えます。これからもこの落款を使っていこうと思います。と言っても新たに落款を注文して手に入れたわけではありません。この落款も署名と同様に絵の一部(自分で絵として描いたもの)なのです。だから大きさも自由自在、署名の大きさによってベストのサイズが選べます。
さて今回の題材に選んだのは、昨年観戦した宇和島の闘牛です。日本古来の行事なのでさぞかし立派な和牛が登場してくるものと思っていましたが、残念ながらその期待は外れました。
モチーフに選んだのは、動より静を選んで、この写真。向き合った2頭の牛は真っ黒ではありません。
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体力的に優れた牛が強い訳ですから、身体の大きなホルシュタインなどの外来種との交配によって生まれた牛が横綱などの上位を占めているのが現在の闘牛でした。何だか興ざめです。
そこで絵の方は、伝統を重視して和牛にしました。
ちなみに流鏑馬などの伝統行事で走っている馬が外来種のサラブレッドというのもおかしな話です。

2018日本画17~播磨冬景

撮影手記

◆白鳥飛来図◆
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加西市水正池からの風景をモチーフに描いた播磨の郷、水正池に飛来してくるのはいつもオオハクチョウでした。「播磨冬景」にはコハクチョウを描きました。
遠景の山や中景の山の雑木など、まだ手を入れなくてはならないところも多く、完成という訳ではありません。でもやっと終わりが見えてきました。
播磨の郷の風景は早々とできていましたが、白鳥がなかなか決まりません。
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実際に撮った写真に近い大きさで6羽の群れにしてみましたが、あまりパッとしません。実際にはあまり人に近づいてくれないので、望遠でもちょっと厳しいくらい遠いので、願望を込めて
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3羽だけを画面いっぱいに描き、白鳥の迫力を演出してみました。白鳥は空を飛ぶ最大級の鳥なのです。
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2018日本画16~加西冬景

撮影手記

◆白鳥飛来の図◆
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下の三分の一が仕上がりました。冬枯れの山の上部と遠景の山を仕上げれば、白鳥飛来図の背景が完成します。
F30号(70×90)なので、実物は下の切り出し画像の様にまだ少し荒っぽくなっています。この絵のコンセプトは、やや離れたところから白鳥の飛来風景として全体を見てもらい、近くに寄って部分を細かくじっくり見てもらえるようにと考えて描いています。
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白鳥を描き入れてから、全体を見渡しながらさらに細部を詰めて粗さを削っていく予定です。
白鳥が飛来していた加西市の水正池から白鳥が飛来してくる方向に拡がる集落を描いたつもりですが、実際の風景は、
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この様になっています。若干絵とは違いますが、概ね白鳥の飛来する加西市の里のイメージはのこしたつもりです。
もう2~3日で背景が終わるので、そろそろ編隊飛行をする白鳥のデッサン取り掛からねばなりません。
アイディアスケッチは
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こうなっているのですが、白鳥たちの家族の絆を感じられるような表情を、もう少し吟味してみたいと思います。

2018日本画15~里山の風景

撮影手記

先日の青砥会で先生に指導を仰ぎ、最後の仕上げをしました。
白鳥が飛来する加西市の風景ですが、集落以外の山の風景は、樹木や竹の形を整理し、構図も単純化するなどかなり手を加えました。
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拡大画像(実物の1/2サイズ)
描いている時は分かりませんでしたが、写真に撮って見ると、水平や垂直にゆがみがあることが分かります。
本紙(和紙)に転写(トレース)するときは、そのゆがみも考慮しなくてはなりません。さらに電柱は省くことになりました。
トレーシングペーパーに写すためにかなりくっきりと線を引きましたが、チャコペーパーで本紙に転写後は骨書きを省いて墨で明暗を入れるだけに止め、中景から遠景の空気感を出すために靄や暈しを入れて描くつもりです。

いよいよ今日から本紙への転写です。

2018日本画14~将太朗が蟹食うの図

撮影手記

2018/03/13
◆肖像画シリーズ 色紙絵「将太朗が蟹食う図」◆
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この絵は、将太朗に狙われていることに気づいた茹で蟹が、泡を吹いて必死で逃げ出そうとする風景を描いたパロディーです。
そもそも生きた蟹は赤くはないし、当然泡を吹いて逃げたりもしません。しかし、パロディーとはいえ蟹の目と泡以外は本当にリアルに描いています。
これで肖像画シリーズは一段落がつきました。

肖像画の第1作は、昨年の青砥会で描いた「胡瓜畑の婆ちゃん(想太目線)」でした。
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次に描いたのが、青砥会の課題であった素描&色紙絵の「さつま芋」で描いた2つ目の色紙絵で、パロディー自画像でした。
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青砥会の皆さんの作品は、さつま芋が上品に置かれ、気品のいい1品が添えられているとても日本画的な作品ばかりです。ところが、私の作品は単なる受け狙いのマンガでしかありませんでした。
青砥会では?マーク付きでも、少しばかり家族に受けたのが呼び水となり、以前ラインで送られてきた花火の写真を日本画に起こしました。
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この絵のモデルになった写真が私を虜にしたのは、看板や店の屋号でした。これらを全部自分の家族の名前で埋めてやろうと思いついたのです。
想太、将太朗、歌乃をはじめとした家族の名前があちらこちらに散りばめられています。
家族には大好評でした。
それで気をよくして
F6号の
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さらに調子に乗って、
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この写真の将太朗をモデルにして、この絵となりました。
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2018日本画13~白鳥飛来図3

撮影手記

◆背景の図案◆
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椅子の上に模造紙パネルを乗せ、テーブルのノートパソコンで写真を眺めながら、座布団に座って描いていました。里の風景はもうこれで完成です。
本紙(模造紙を和紙に貼り替えたパネル)に転写するために、トレーシングペーパーにしっかり写し取っておかねばなりません。本紙に写したら、さらに上から墨でなぞる骨書きという作業もあります。都合、下書きは3回行うことになります。
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拡大画像(実物の0.4倍)
これからの転写という作業の為、仕上がり具合がモノトーンで確認できる鉛筆画の繊細なグラデーションを崩して、クッキリした線を入れています。絵がくどく見えるのはその為です。
この絵のメインキャスターである白鳥も描いていますが、これはあくまで仮の姿です。表情やポーズとか目線などを細かく吟味したり、翼の精細な資料を基にしてもう一度描き直します。瓦や竹林、どんな木に至るまで枝ひとつ手抜きしないで日本画的なリアリティーを大切にして描いたので、背景を塗り込むのにもかなりの時間がかかります。だから、その間にゆっくり白鳥の在り方を決めるつもりです。

2018日本画12~白鳥飛来図2

撮影手記

2018/03/03
◆鉛筆画(下書き)◆
F30号(約90㎝×70㎝)の大判に下書きが出来ました。
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加西市水正池に飛来してくるオオハクチョウをモチーフにして、F30号パネルに模造紙を張り付け、鉛筆でイメージを下書きをしたものです。
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銀色の屋根の民家と山際の竹藪、そして枯れ木に覆われた冬の山、これこそ白鳥が飛来する播磨地方の里の典型的な風景ではないでしょうか。
その風景の中にどのように白鳥を配置するか…、白鳥にはまだ改良の余地がありそうです。

2018日本画11~白鳥飛来図

撮影手記

2018/02/28
◆白鳥最南端の飛来地◆
日本最南端の白鳥の飛来地として知られている兵庫県加西市のため池では、白鳥が飛来する季節になると、早朝から白鳥の飛来や飛び立ちをカメラにおさめようとする白鳥マニアがたくさん集まります。年々、飛来する白鳥の数も減り、従来の賑わいはないかもしれませんが、毎年繰り返される行事のようなものです。
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一般的にオオハクチョウは北海道までで、本州まで南下するのはコハクチョウと言われていますが、加西市ではオオハクチョウも飛来しています。
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(これは白鳥を右向きにしたかったので左右反転した画像です)
上の写真では個体を識別しにくいですが、これはオオハクチョウです。
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飛来するオオハクチョウの編隊飛行を撮ったものですが、いったいどの方向でどんな背景が実際にあるのか気になって、日本画作成の取材を兼ねて久しぶりに加西まで出かけました。
畔焼の終わった水正池に立ってオオハクチョウがかつて飛来した方向を眺めてみました。屋外照明灯と山や竹藪の形を考えて
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こんな風景の中を飛んでいたんですね、これって絵になるのかな?

水正池に寄ったついでに長倉池に寄ってみると、白鳥ウォッチャーがまだいました。
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と、いうことはまだ白鳥がいるのです。これはコハクチョウでした。
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翌日、追加取材で訪れた小野の鴨池でもコハクチョウを見ました。前日の長倉池で見たものだと思います。
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