カメハッピー氏のフォトログ

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2017日本画24~葛池翡翠図完成

撮影手記

2017/07/21
◆葛池翡翠図~静寂の瞬間~◆
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拡大画像
取り掛かりから今日までずいぶん長い時間がかかりました。曲がりなりにも、一度も紙の張替をすることなくやり直し無しで最後まで来れました。ちなみに枝垂桜桜烏図は2度やり直しをしました。
とりあえず水干絵具での最終仕上げです。この後岩絵の具を使うかどうかは未定です。

◆作品の振り返り◆
12号パネルに模造紙を貼りつけ、鉛筆画としての下書きをしたのが4月でした。撮影日は4月27日になっていますから、取り掛かったのは少なくとも1週間以上前だと思います。
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映り込みは、水上部分をトレーシングペーパーで写し取っては、ひっくり返して木炭捻紙(消しゴムで消える)で写し、修正しながら仕上げたので、かなり時間がかかりました。
模造紙の下絵が完成すると、パネルから模造紙をはずし和紙に張り替え、チャコペーパー(水で消える)を使って下書きを和紙に写し、骨書き(墨でなぞること)を入れ…は、たぶん5月〜6月中の事。

この絵を再び手がけたのは、枝垂桜烏図が完成した直後、たぶん7月になっての事だと思います。かなり長い間放置していたので、白い和紙が、ベニアの灰汁で黄ばんでいました(笑)。
まずは下塗りとして背景に水干黄土、翡翠に貝殻胡粉を塗りました。
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やり始めると早いものです。次から次絵と侵攻していきます。
まずは翡翠の配色
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背景も含めて、全体の色調を整えていきます。
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さらに面相筆使って、細部へと筆を入れていきます。
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ここで一番の問題は、遠景である葛の葉に葉脈を入れるかどうかで迷いました。また写り込みを真正直に描いていいのかどうか…
そんなとき、伊藤若冲的な精密描写の虜になっていた私の転機になったのが東山魁夷でした。
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荒っぽい筆遣いの中になんとも清々しい清涼感があります。
思いきって映り込みを荒らして輪郭を消しつつ、リアルな影にしてみました。
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なるほど、画面は荒れて精密描写には程遠く近くで見るほどうまく仕上がりませんでしたが、これはこれで行けていました。
最後に翡翠に仕上げの色を入れていきます。ここでちょっと気になっていたのが、奥側の翼の下がり具合でした。左右のバランスを考えすこし持ち上げて、飛沫を入れて完成です。
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